【S8】対面カニャカミビート【最終レート1984 最終503位】
初めまして、まくらです。
まずはS8、おつかれさまでした!
SMから対戦やってきましたが、構築記事を書くのは初めてになります。
というのも、実は最終日5日前くらいにswitchが故障して潜れなくなってしまい、時間ができたので書いてみることにしました。
レート2000にも十分届く強さはある構築だったと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
構築経緯
今期ダブルバトルに潜っていたところ、マスカーニャにボコボコにされたことから、この環境に刺さっているのではと思い構築スタート。
➀確定急所でランドロスに弱くない、➁草・悪・格闘の範囲、➂先制技の存在
の3点から初手に出すタスキ型なら出し負けがかなり少ないため、この型で採用。
次に➀マスカーニャで狩り残したポケモンを上から叩け、➁カイリューに強く、➂しんそくを透かせるポケモンが必要と判断しハバタクカミの採用を決めた。とにかく速いことと、カイリューに勝つことの両立のために最速ブーエナ甘える型で採用した。
初手パオジアンがつらいため、パオの上からスイープできるしんそく持ちで、ある程度パオに安定し、クッション性能の高い原種ウインディを採用。当初は残飯型だったが、相変わらずステロどくびしが多いのでブーツ型にした。
ここまででテラスタルを切って抜いていくエースが不在だったので、耐久振りカイリューが流行っている中で、パワーのあるひこうテラバカイリューを採用。キノガッサやモロバレルにも強く出られるラムのみ型にした。
ここまでで重いのが、クレセリア、ガチグマ、キョジオーンと受け構築だったので、前作から受けを崩すなら一撃だろう、ということで安直だがハチマキ型で悪ウーラオスを採用。
ここまで初手は基本マスカーニャを出す前提で考えてきたが、それが難しい時やステロが欲しい時の初手要員としてヒードランを採用した。この枠をヒードランにしたのは物理に寄りすぎている構築に特殊が欲しかったのと、ちょうはつで相手のステロ展開を封じられるから。初手に出す前提なので、行動保証が担保されるふうせん型で採用し構築が完成した。
完成!
タイプ被りもあり、実は水・地面・電気がどれもいないという欠陥に見える構築だが、使っていてそこまで気にならなかったので今環境においての完成度は高かったと思う。
単体解説
マスカーニャ
もちもの:きあいのタスキ
せいかく:いじっぱり
とくせい:へんげんじざい
テラスタイプ:くさ
実数値:151-178(252)-91(4)-x-90-175(252)
技:トリックフラワー はたきおとす けたぐり ふいうち
≪調整≫
AS➤ぶっぱ。
B➤余り。
本構築のスタートであり、初手要員。とにかくタスキを盾に初手から荒らすのが仕事。ステロが撒かれないならHP1でも裏に引いて最後の詰めに使えることもあるので、臨機応変に使えるポケモン。テラスは基本切らない。
初手に出てきやすいウーラオス(両方)、ステロ撒き、タスキ以外のパオジアンには基本的に有利を取れる。いかく無効のトリックフラワー、一貫性の高いはたきおとすがとにかく優秀。ヒードラン、ヒスイヌメルゴン、パオジアン、ガチグマ、ディンルー、悪ウーラオス、ノマテラ後カイリューなど、けたぐりで飛ばせるポケモンが多く、あまり警戒されずに通る場面も多かった。数値としては心もとないので、けたぐりの火力を伸ばせる変幻自在でいじっぱりでの採用。
今期はかなり刺さっていたポケモンだと思う。
ハバタクカミ
もちもの:ブーストエナジー
せいかく:おくびょう
とくせい:こだいかっせい
テラスタイプ:フェアリー
実数値:131(4)-x-93(140)-168(100)-157(12)-205(252)
≪調整≫
HB➤いじA252振りミミッキュの命の珠じゃれつく最高乱数以外耐え
S➤最速(ミラー意識)
D➤最速C252振りハバタクカミのシャドーボール確定耐え
C➤余りできるだけ高く
とにかく速いカミ。マスカーニャvsカイリュー対面ができたときに、りゅうまいでも神速でも後出し可能。神速と地震しかウェポンがないカイリューは基本カモ。パオジアンや、一部のガチグマにも対面から勝てるうえ、勝てなくても甘えておけば裏のポケモンで処理しやすくなる。マスカーニャとカミの2匹だけで詰められる試合も多かった。
テラスはムンフォの火力がどうしても必要な時のみ切るが、しんそくを透かせなくなるとつらいので基本切らない。カミを出さない試合はほぼ無い。
ウインディ
もちもの:あつぞこブーツ
せいかく:わんぱく
とくせい:いかく
テラスタイプ:ノーマル
実数値:197(252)-131(4)-135(180)-x-101(4)-124(68)
≪調整≫
HB➤耐久ぶっぱ。
S➤準速キノガッサ+2
A・D➤端数。
普通の物理受けウインディ。先発マスカーニャが狩り逃した相手のタスキ枠をしんそくでスイープしたり、物理アタッカーを受けつつ鬼火で機能停止をねらう。マスカーニャ・ハバタクカミでは相手のハバタクカミに安定しないため、対面では勝率が高いウインディがいる安心感があった。
ほぼ全ての相手に刺さっている気がする、という錯覚を生むが、思った以上に火力がないので「ウインディ出さなきゃキツい」と思うくらいの相手じゃないと選出しなかった。
カイリュー
もちもの:ラムのみ
せいかく:いじっぱり
とくせい:マルチスケイル
テラスタイプ:ひこう
実数値:167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)
技:テラバースト しんそく じしん アンコール
≪調整≫
AS➤ぶっぱ。
テラスタルエース。今環境では、後半は飛行テラスも増えたものの、残飯やゴツメ、ブーツ型で耐久に振って舞うカイリューが多かった印象だったので、準速でもミラーはだいたい上から動けた。
アンコールへの警戒度が少し落ちていたのと、ラムのみも警戒されにくく、どちらかが刺さった時には既に勝負が決まっていることも多かった。カイリューやカミの電磁波、ガッサやバレルの胞子、カバやラッシャのあくびに対してテラバ連打で倒しに行ける動きが強かった。
マスカーニャ・カミの選出が確定して、あと一匹選出に迷ったらだいたいカイリュー投げてた。
ウーラオス(いちげきのかた)
もちもの:こだわりハチマキ
せいかく:ようき
とくせい:ふかしのこぶし
テラスタイプ:はがね
実数値:175-182(252)-121(4)-x-80-163(252)
技:あんこくきょうだ インファイト アイアンヘッド ふいうち
≪調整≫
AS➤ぶっぱ。
サイクル破壊の鬼。暗黒強打が弱体化されたとはいえやはり火力は高い。ウーラオスミラーを意識して最速にした。選出した時はこのポケモンを受けられないような場を整えることを意識して立ち回る。
この構築ではあまりとんぼがえりを打つ試合展開にはならないので、鋼テラスと合わせて相手のフェアリーテラスなどを破壊できるアイへを採用した。しかし、ウーラオスミラーになった時などに、テラスタルしても格闘技が一貫していて安定しないので毒テラスの方が強いかもしれない。鋼テラスが活きたのは、ツツミのフリドラを無理やりテラスで耐えて勝った試合の一回だけかも。
ヒードラン
もちもの:ふうせん
せいかく:ずぶとい
とくせい:もらいび
テラスタイプ:フェアリー
実数値:197(244)-x-148(68)-151(4)-131(36)-117(156)
技:ふんえん だいちのちから ちょうはつ ステルスロック
≪調整≫
HB➤ようきA252ウーラオスのインファイト最高乱数以外耐え
S➤無振りユクシー(95族)+2
C・D➤余り。
初手に出して、相手のステロ展開を封じる通称『封ドラン』。あまり当たらなかったが一応ユクシーまでは抜いている。マスカーニャでは有利の取れない初手ドヒドイデが増えたので選出機会が増えた。ステロドランは今期ほぼ見なかったので、読まれずに仕事させてもらえることも多かった。
選出すれば期待通りには活躍してくれたが、火力のなさがバレたら起点になりかねないので注意が必要。
選出と戦い方
基本選出
++ oror
まずマスカーニャで荒らして、出てきたカイリューなどをカミで流し、カミか裏のポケモンのどちらを通すか決めていく。しんそく圏内のマスカーニャに対して相手のカイリューが打ってくる技はしんそくかりゅうまいなので、カミ後投げもしていく。
初手マスカーニャが刺さってない時orステロが刺さりそうな時
+@2(ウインディは基本出さない)
初手ヒードランでステロ撒ければ、ウーラオスやカイリューの火力でサイクル崩壊させられそうな時の選出。相手のステロは止める前提なのでマスカーニャを裏から出す選出もあり。こちら側のサイクルは有限なので、早めに相手のサイクルを崩すことを心掛ける。
対受けルもステロ撒きたいことが多く、ちょうはつも刺さるのでこの選出が多い。
おわりに
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
SVではセカポケの大会でもベスト16残れたり、ダブルS6でレート1978いけたりと調子いいです。もしかするとテラスタルシステムが合っているのかもしれない…!
次こそはレート2000行ってみたいですね。
とりあえずSwitch早く帰ってきてくれ~~!!!